こんにちは。
民泊清掃でよく耳にするお悩みのひとつが「時間が足りない」という点です。
チェックアウトからチェックインまでの間が短く、さらに複数物件を掛け持ちする日などは、まさに時間との戦いと言えるでしょう。
特に都市型やワンルームタイプの民泊では、1件あたりの清掃にかけられる時間が限られていることが多く、効率と品質のバランスを取るのが難しい場面もあります。
しかし、時間が限られているからといって、作業の質を落とすわけにはいきません。
本記事では、チェックアウト後の限られた時間で「効率よく」「丁寧に」清掃を行うためのルーティンを、ご紹介いたします。
次に、限られた時間内で最大限の清掃効果を出すためのステップを、段階ごとにご紹介します。
※時間配分(約〇分)に関しては例(イメージ※部屋の大きさ等により違う)です。
【ステップ1】まずは換気と現状把握(約3分)
・全窓を開け、空気の入れ替えを開始
・部屋を一周し、汚れ・ゴミの状況を把握
・リネンやタオルを一か所に集めて撤去
→ この段階で「どこに時間をかけるべきか」を判断しておくことがポイントです。
【ステップ2】水まわりの作業を優先(約7〜10分)
水まわりは汚れが強く、ニオイの原因にもなりやすいため、早い段階で取り掛かることをおすすめします。
■キッチン
・ゴミ回収、シンク内の清掃(洗剤をスプレーして放置)
・コンロや調理台の油汚れを拭き取り
■浴室
・髪の毛の除去、水垢のスプレー浸透
・鏡や蛇口まわりの拭き取り
■トイレ
・便器内と外側の清掃
・床やペーパーホルダーの除菌拭き
→ 汚れが浮くまでの時間を活かし、「洗剤をかけて→別の場所へ移動」という流れで動くと効率的です。
【ステップ3】居室・玄関の整備(約10分)
この工程では、見た目の印象を整える作業が中心です。
■ベッドメイキング
・シーツ、枕カバーの交換
・枕や布団の整え方に気を配る
■テーブル・家電
・テーブル上、リモコン、電気スイッチなどを拭き掃除
・テレビ、電子レンジなどの指紋除去
■玄関
・靴の整頓
・ドアノブ、玄関マットの確認・清掃
→ 「写真映え」を意識すると、ゲストの第一印象がぐっと良くなります。
【ステップ4】床掃除とゴミの回収(約7分)
・掃除機やフロアワイパーで髪の毛・ホコリの除去
・ゴミ箱の中身を回収し、本体も除菌拭き
・必要に応じて雑巾での水拭きも行います
→ 髪の毛1本でも残っていると印象を損なうため、丁寧な確認が必要です。
【ステップ5】仕上げ・最終チェック(約3分)
・全体の香りや空気感を確認(無臭または自然な香りが理想)
・明かり・空調・備品の配置をチェック
・写真記録の撮影(必要な場合)
・鍵の確認、忘れ物チェック
→ 最後にもう一度、自分がゲストのつもりで部屋を見渡すことがポイントです。
時間が限られている中での清掃では、「使いやすい道具」や「事前の段取り」が成果を大きく左右します。
■ おすすめの清掃アイテム
アイテム:理由
コードレス掃除機:機動力が高く、どこでも使いやすい
使い捨てウェットシート:多目的に使え、時短に効果的
マイクロファイバークロス:家電や鏡も傷つけずに拭ける
多機能洗剤:洗浄+除菌+消臭が一度に可能
軽量モップ:床掃除を短時間でカバー可能
■ 作業効率を上げる準備例
・リネン類は物件ごとに事前に袋詰めしておく
・予備の備品(トイレットペーパー、アメニティなど)は現場にストック
・チェックリストはスマホで常時確認できるようにする
時間が足りない日こそ、「何をしないか」の判断も重要です。ただし、省略してはいけない部分もあります。
NG行動:なぜ問題か
ゴミを一部残す:不快感・虫・臭いの原因になる
リネン交換の手抜き:見た目はごまかせても、ゲストには伝わる
髪の毛の取り残し:清潔感を著しく損なう
排水口やトイレの掃除漏れ:臭いやレビュー低下の要因に
→ 時間内に「最低限やるべきライン」を見極め、品質を守る判断力も求められます。
作業工程①所要時間目安(例(イメージ※部屋の大きさ等により違う))②ポイント
換気・全体把握①約3分②状況を見極め、段取りを決める
水まわり清掃①約10分②先に取りかかることで洗剤の反応時間を確保
居室整備①約10分②見た目と印象の整備に重点
床・ゴミ処理①約7分②髪の毛やホコリの徹底除去
最終チェック①約3分②五感で確認し、不安要素を残さない
限られた時間でも、段取りと準備、そして正しい優先順位があれば、清掃の質を落とすことなくゲスト満足を生み出すことができます。
是非参考にしてみてください!
民泊清掃のことなら、クリーンスマイルズまでお気軽にご相談ください!