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“臭い”対策 — ゲストが不満に感じるニオイを事前に潰すための清掃術

“臭い”対策 — ゲストが不満に感じるニオイを事前に潰すための清掃術

こんにちは。

「部屋は綺麗だったけど、なんとなくニオイが気になった」
「排水口の臭いが不快だった」
「前の宿泊者の生活臭が残っていた」

こうした“臭い”に関するレビューやクレームは、意外とゲストの記憶に残りやすく、運営評価にも大きく影響します。
目に見える清掃が行き届いていても、「空間の香り」が悪ければ清潔感が損なわれてしまうのです。

今回は、民泊運営における「ニオイ対策」をテーマに、原因の種類ごとの対処法、清掃の工夫、備えておきたい消臭アイテムなど、実践的な情報をまとめました。

1. ゲストが嫌がる“ニオイ”とは?よくあるクレームパターン

まずは、民泊施設でよく報告される「ニオイの種類」とその発生場所を整理しましょう。

臭いの種類①主な発生場所②ゲストの印象
タバコ臭①室内全体・カーテン・ソファなど②「我慢できない」「頭が痛くなる」など強い拒否反応
カビ臭・湿気臭①浴室・洗濯機・クローゼット・窓際など②不衛生に感じられやすく、特に梅雨や秋に多発
排水口の臭い①キッチン・洗面所・浴室の排水口②料理中・洗面時などに違和感が出るケース
生活臭①寝具・カーペット・家具など②他人の生活の痕跡を感じ、不快になるゲストも
ペット臭①ペット可物件②アレルギー持ちの方や匂いに敏感な方には大きなマイナス
ゴミ・生ごみ臭①キッチン・ゴミ箱・ベランダ②清掃の不備とみなされやすい

このようなニオイは、「清掃をしっかりしていても残る」場合があるため、根本的な対処が必要です。

2. 臭いを残さない清掃の基本手順

① 換気を最優先に
清掃を始める前、必ず全窓を開けて10〜20分ほどの換気を行いましょう。
空気の入れ替えは、臭いの原因物質を逃がす基本であり、臭い対策の第一歩です。

② 布製品の管理を徹底
カーテン、クッション、ラグ、ベッドスロー、ソファカバーなどは、ニオイを吸着しやすい素材です。特に長期間洗濯していない布製品は、臭いの温床になります。
・カーテン:最低でも3ヶ月に一度は洗濯
・ソファ:可能ならカバー式にして定期洗濯
・クッション類:天日干し+リフレッシュスプレーで対応

③ 排水口・トラップの清掃
排水口の臭いは、「水の溜まり不足(封水切れ)」や、「ヌメリの放置」が主な原因です。チェックリストには必ず「水を流す工程」「トラップ掃除」を含めましょう。
・キッチン・浴室・洗面台ともに、使用後に水を流す
・排水トラップを外してブラシで清掃
・重曹+クエン酸を使った洗浄も効果的です

④ 洗濯機の臭い対策
洗濯槽の内部にカビが発生すると、洗ったリネン類からもカビ臭が移ります。洗濯機の蓋は開けたまま乾かすのが基本です。
・洗濯槽クリーナーを月1回使用
・ゴミフィルターは清掃のたびにチェック

⑤ ゴミ箱の管理
ゴミそのものはもちろん、ゴミ箱の内側やフタに臭いが残ることも多いです。袋の取り替えだけでなく、本体の消毒・洗浄を忘れずに行いましょう。
・除菌スプレーでの拭き掃除
・ゴミ箱用消臭剤の設置もおすすめです

3. 臭いを防ぐ“予防策”とアイテム活用法

■空気清浄機・脱臭機の設置
空気清浄機や専用の脱臭機を1台設置しておくだけで、継続的な臭い対策が可能です。特にペット可物件や長期滞在が多い施設には効果的です。
・花粉・ハウスダスト対応タイプもあれば、アレルギー対策にも
・機器本体のフィルター清掃も忘れずに行いましょう

■無香タイプの消臭剤・除菌剤
香り付き消臭剤は好みが分かれるため、可能であれば無香タイプの消臭・除菌剤を選びましょう。ゲストが敏感な香りに反応してしまうケースもあります。
・消臭ビーズ、スプレー、置き型タイプなど種類を使い分け
・使用する際は「○○に使用済」のチェックシート管理をおすすめします

■アロマや芳香剤は“さりげなく”
香りを演出したい場合は、あくまでも“自然に香る”程度にとどめましょう。強すぎると不快に感じる方もいらっしゃいます。
・ラベンダー、シトラス、グリーン系など癖のない香りを選定
・玄関やトイレなど、小さな空間に1か所程度が理想

4. 臭いトラブルを防ぐためのチェック体制

チェックリストの項目に“臭い確認”を追加

清掃マニュアルやチェックリストに「臭いチェック」の項目がなければ、追加していただくことをおすすめいたします。視覚的な清掃と同様に、「嗅覚」での確認も大切です。

【例:チェックリスト追記項目】
✓全室の換気を実施済み
✓各部屋の臭いに違和感なし
✓排水口に水を流した
✓ゴミ箱の中身・本体を除菌済み
✓洗濯機のフタを開けて乾燥状態を確認

写真・動画ではなく“五感”で確認

清掃品質の見える化は写真でも行えますが、臭いは写真では確認できません。実際に現場に入っての五感チェックが欠かせない部分です。

可能であれば、清掃後に別のスタッフが“臭いだけ”を確認する点検体制も効果的です。

5. ニオイ対策の工夫が「高評価レビュー」に繋がる

ニオイに敏感な方が増えている昨今、「いい香りがした」「無臭で快適だった」といったレビューは、清掃以上に印象を良くします。

反対に、少しの臭いがあっただけで、「不快だった」「泊まりたくない」という強いマイナス評価を受けることもあるのが臭いの怖さです。

清掃レベルが同じでも、“空気の質”で物件の印象は大きく変わります。

まとめ:見えない清潔感=ニオイ管理が鍵

ニオイの種類①主な原因②推奨対策
カビ・湿気臭①換気不足、排水溝、洗濯機など②換気、重曹・クエン酸、フィルター洗浄
生活臭①ソファ・寝具・布製品②カバー洗濯、天日干し、消臭スプレー
ゴミ臭①ゴミ残留、ゴミ箱の汚れ②ゴミ回収後の本体洗浄、消臭剤使用
香りの強すぎる芳香剤①強い香りの演出②無香または自然系の控えめな香り選び

「見た目は綺麗だけど、なんとなく不快」
この“なんとなく”の正体が、実は“臭い”だったというケースは非常に多いです。

是非参考にしてみてください!

民泊清掃のことなら、クリーンスマイルズまでお気軽にご相談ください!