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セスキ炭酸ソーダで洗濯するデメリットは?汚れ・臭いと洗剤の使い分け

セスキ炭酸ソーダで洗濯するデメリットは?汚れ・臭いと洗剤の使い分け

セスキ炭酸ソーダだけで洗濯すると、泥や食べこぼしが落ちにくい、臭いや黄ばみが残る、つけ置きに時間がかかるといったデメリットがあります。

セスキが得意なのは、汗や皮脂などの比較的軽い汚れです。普段の衣類をすべてセスキだけで洗うより、軽い汚れには単独洗い、襟や袖には部分的な予洗い、複数の汚れが付いた衣類には通常の洗濯洗剤と使い分ける方が合理的です。

また、セスキの使用量やつけ置き時間は商品によって異なります。洗い方を選ぶ際は、汚れの種類だけでなく、手元の製品の成分や使用方法も確認する必要があります。
 この記事の発信元大阪民泊清掃代行 クリーンスマイルズ運営:株式会社クリーンスマイルズ大阪を拠点に、民泊やホテルの客室、ビル・店舗などの清掃を行っています。このコラムでは、汚れや素材に合った洗剤の選び方、洗濯のコツ、日頃のお手入れ方法など、清掃の専門知識を生かして、ご家庭でも役立つ情報を紹介しています。運営会社・事業内容を見る ›

目次01 セスキ洗濯のデメリット02 セスキと通常洗剤の使い分け03 使用量・つけ置き時間04 衣類の素材・色落ちの注意05 臭い・汚れが残ったとき

セスキ炭酸ソーダだけで洗濯すると、どんなデメリットがある?

汚れの種類によっては、セスキだけでは落としきれないセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性の洗浄剤で、皮脂などの油性汚れを落とす働きがあります。ただし、セスキ単体には界面活性剤が含まれていません。

一般的な衣料用洗剤に含まれる界面活性剤は、油汚れを水中に取り込み、落とした汚れが再び繊維に付くのを防ぐ役割も担っています。

例えば、食事中にソースをこぼしたシャツには、油分だけでなく色素なども付いています。セスキで油性汚れの一部を落とせても、色の付いたシミが残ることがあります。

泥汚れも同じです。土や砂の粒子が繊維に入り込んでいるため、アルカリ性の洗浄剤を溶かすだけでは十分に取り除けません。

セスキだけで洗う方法は、軽い皮脂汚れには向いていますが、さまざまな汚れが混ざった洗濯物には通常の衣料用洗剤の方が対応しやすくなります。
臭いや黄ばみが残ることがあるセスキ洗濯で気になるのが、洗った後の臭いや黄ばみです。

衣類に付いた皮脂や汗の汚れが十分に落ちていないと、洗濯後も臭いが残る原因になります。汗を多く吸った肌着や、皮脂が付きやすい襟・脇の部分では、軽い汚れと同じ洗い方で十分とは限りません。

また、皮脂が繊維に残って時間がたつと、酸化によって黄ばみが生じます。

セスキは洗浄剤であり、漂白剤ではありません。皮脂汚れを落とすことと、すでに付いた黄ばみを漂白することは別の処理です。

洗濯後に黄ばみが残った場合は、衣料用洗剤での前処理や、洗濯表示に合った漂白剤を使う方法を検討します。
つけ置きや洗い直しで手間が増える場合もあるセスキを使った洗濯には、洗濯機でそのまま洗う方法と、先につけ置きする方法があります。

例えば、木村石鹸は頑固な汚れに30分のつけ置きを案内しています。一方、セスキを使ったアルカリ洗濯には、数時間つけ置く方法もあります。

つけ置きしてから洗濯機で洗い、それでも汚れが残れば再び洗う。これでは、洗濯にかける時間も水も増えてしまいます。

普段の衣類を洗うたびに長時間のつけ置きが必要なら、通常の衣料用洗剤で一度に洗う方法と、仕上がりや手間を比べてみる価値があります。

セスキだけで洗えるものと、普通の洗剤を使った方がよいもの

軽い汗や皮脂汚れならセスキだけで洗える場合もある目立つシミがなく、汗や皮脂の汚れが軽い綿の肌着や普段着は、セスキ単独洗いの対象になります。

セスキを水に溶かして洗濯することで、そのアルカリ性を利用して皮脂汚れを落とします。メーカーによっては、通常の衣料用洗剤を加えずに洗う方法も指定されています。

ただ、洗い上がった衣類に臭いが残ったり、襟や脇の黒ずみが目立ってきたりしたら、単独洗いでは十分に汚れを落とせていない状態です。

普段の洗濯で問題なく仕上がる衣類に使い、汚れが蓄積してきた衣類は通常の衣料用洗剤で洗う、という使い方が現実的です。
襟・袖の皮脂汚れには予洗いとして使えるワイシャツの襟や袖口は肌とこすれる部分なので、皮脂が集中して付着します。

こうした部分汚れには、セスキ水をスプレーして洗濯前に処理する方法があります。

東工薬のセスキ炭酸ソーダでは、水500mLに小さじ2杯を溶かしたスプレー液を使用します。
・汚れた襟や袖口にセスキ水を吹きかける
・5分置く
・その後、衣類を洗濯する

同製品では、別の洗剤と併用する際はアルカリ系洗剤を使用するよう指定されています。組み合わせる洗剤も、製品の使用条件に合わせてください。

皮脂が付いた部分だけを先に処理できるので、衣類全体を長時間つけ置くより手間を抑えられます。
泥汚れや食べこぼしは通常の衣料用洗剤を基本にする泥汚れを落とすには、まず土や砂をできるだけ取り除くことが先です。

乾いた泥はブラシなどで軽く払い、残った汚れに洗濯用石けんや衣料用液体洗剤を使って部分洗いします。その後、衣類の表示に合った方法で洗濯機に入れます。

食べこぼしのシミには、まず汚れの種類に合った衣料用洗剤を使います。

ミートソースのように油分と色素が混ざった汚れなら、液体洗剤で前処理してから洗う方法が基本です。洗った後に色素が残る場合は、使用できる漂白剤で別途処理します。

どちらも、セスキの量を増やすだけで対処するより、固形汚れ・油分・色素をそれぞれどう落とすか考えた方が洗い方を決めやすくなります。

セスキの使用量とつけ置き時間は、洗い方によって変わる

セスキの分量を調べると、水30Lに小さじ数杯という説明もあれば、大さじ2杯という説明も出てきます。

この違いには、単独洗いなのか、洗剤と一緒に使うのか、予洗いなのかという使用目的の違いがあります。
セスキだけで洗う場合の使用量と洗い方東工薬のセスキ炭酸ソーダでは、軽い汚れに対して次の洗い方が示されています。
・洗濯水30Lに小さじ4〜5杯のセスキを溶かす
・ほかの洗濯洗剤を加えずに洗う

同じ製品では、汚れがひどい衣類に対し、水30Lに小さじ4〜5杯を溶かして予洗いし、その後に洗剤を加えて通常どおり洗う方法もあります。

なお、水30Lとは洗濯機で使用する水量です。洗濯機に入れた衣類の重さではありません。

単独洗いと予洗いでは後に続く工程が異なるため、使う目的を決めてから製品の説明に沿って洗濯します。
普段の洗剤に加える場合と、予洗いに使う場合の違い木村石鹸のセスキ炭酸ソーダは、通常の洗剤との併用方法を紹介しています。

軽い汚れを洗う場合は、水30Lに大さじ2杯のセスキを加え、通常の衣料用洗剤と一緒に洗います。

頑固な汚れには、次の方法です。
・水30Lに大さじ2杯のセスキを溶かす
・衣類を30分つけ置きする
・つけ置きに使った液と衣類を洗濯機に移し、通常の洗濯用洗剤を加えて洗う

単独洗いではセスキを主な洗浄剤として使いますが、こちらは通常の洗剤を併用する方法です。

小さじ・大さじ・gの数値だけを比べ、最も多い量を選ぶ使い方はしません。 メーカーが指定する分量と洗い方は、セットで扱います。
セスキ配合の洗濯用洗剤は、粉末セスキと同じ量では使わないセスキを配合した洗濯用洗剤は、セスキ炭酸ソーダ単体とは成分が異なります。

例えば、石けん百貨の「セスキプラス」には、セスキ炭酸ナトリウムのほかに過炭酸ナトリウムと4種類の酵素が配合されています。

セスキプラスの製品情報で指定されている使用量は、次のとおりです。
・全自動・二槽式洗濯機:水30Lに7.5〜10g
・ドラム式洗濯機:洗濯物4kgに5g

この製品では、通常の洗濯に長時間のつけ置きは不要とされています。

セスキプラスは、セスキのアルカリ性に加え、配合された酵素などの働きを利用する洗濯用洗剤です。

単体のセスキで洗った人の体験談と、こうした配合洗剤を使った人の体験談では、そもそも使用した成分が違います。洗濯方法を参考にするときは、商品名だけでなく成分欄も見ておきたいところです。

セスキ洗濯で衣類を傷めないために確認したいこと

色落ちしやすい衣類や、毛・絹などの素材への使用セスキは弱アルカリ性ですが、アルカリに弱い繊維の洗濯には向きません。

特に、毛や絹はたんぱく質からできた繊維です。アルカリ性の液に長時間つけると、風合いや繊維の状態に影響するおそれがあります。

これらの衣類には、洗濯表示に合うおしゃれ着用洗剤などを選びます。

また、濃色の衣類や染色が不安定な服では色落ちにも注意が必要です。セスキを使う際は製品の使用条件を確認し、必要に応じて目立たない部分で色への影響を試します。

洗濯おけに×印がある衣類は、家庭での水洗いができません。セスキ水での洗濯も対象外です。
ポリエステルなどの化学繊維を長時間つけ置きするときの注意ポリエステルは丈夫で乾きやすい一方、油性汚れが付きやすい繊維です。

セスキだけで長時間つけ置きすると、洗浄液に出た汚れが繊維へ再び付着する「再汚染」が起こることがあります。

例えば、皮脂汚れの多い衣類とポリエステルの服を同じ液に長くつけていると、汚れを落とすつもりが別の衣類へ移してしまうことがあります。

日本石鹸洗剤工業会も、ポリエステルは油性汚れを引き寄せやすく、衣料用洗剤に含まれる界面活性剤には汚れの再付着を防ぐ働きがあると説明しています。

ポリエステル製のスポーツウェアや化学繊維の混紡衣類は、セスキ水への長時間のつけ置きより、衣料用洗剤を使った通常洗濯を基本にすると扱いやすくなります。

セスキで洗った服やタオルに臭い・汚れが残ったら?

臭いが残るなら、洗剤の種類・洗濯量・乾かし方を見直す洗濯後の臭いは、いつ臭うかによって確認する場所が変わります。

洗って乾かした直後から汗臭い場合は、まず汚れ落ちを見直します。

セスキ単独で洗っていたなら、次は衣料用洗剤を表示どおりの量で使ってみてください。皮脂などの汚れを落とす方法が変わるため、セスキ単独洗いとの仕上がりを比較できます。

干している途中に生乾き臭が出る場合は、洗濯物の量や乾かし方が関係します。
・衣類を詰め込みすぎず、水と洗剤が十分に行き渡る量で洗う
・洗濯が終わったら、濡れた衣類を洗濯機から取り出す
・部屋干しでは衣類の間隔を空け、送風や除湿で乾燥を早める

乾いたタオルが濡れると再び臭う場合は、衣類に残った汚れや菌に対する洗濯方法を見直します。通常の衣料用洗剤で洗い、必要なら洗濯表示に合った除菌・漂白方法を選びます。

タオルの乾燥や保管については、タオルの生乾き臭を防ぐ洗濯・乾燥方法でも詳しく紹介しています。
黄ばみやくすみが残るなら、セスキを増やす前に洗い方を変える白い肌着の襟や脇に黄ばみが残ったときは、汚れを落とす処理と色を取り除く処理を分けて考えます。

まずは衣料用液体洗剤を汚れた部分になじませ、製品の説明に沿って前処理します。その後、通常どおり洗濯します。

洗っても黄ばみが残るなら、洗濯表示で使える漂白剤を確認します。酸素系漂白剤を使用できる衣類であれば、製品に指定された分量・時間で処理します。

全体がくすんできた場合は、洗濯物から落ちた汚れの再付着も考えられます。特に化学繊維では、通常の衣料用洗剤を適量使い、汚れの多い衣類と分けて洗う方法が役立ちます。

セスキは、軽い汗・皮脂汚れの洗濯や部分的な前処理に使える洗浄剤です。汚れの種類に合わない使い方を続けるより、洗剤や洗濯方法を切り替えた方が、余計な洗い直しを減らせます。