リンサークリーナーでソファやカーペットを洗うとき、「水だけで落ちない汚れには何を使う?」「ウタマロや家にある洗剤を代用できる?」と迷うことがあります。
アイリスオーヤマのRNSS-300KやRNSE-460は、洗浄する布に直接使用する製品です。純正洗剤でもタンクには入れません。一方、ケルヒャーのSE 3は、専用洗浄剤RM 519を水で薄めて清水タンクへ入れられます。
洗剤選びで最初に確認したいのは、汚れの種類よりも、本体のメーカーと型番、そして洗剤の使用場所です。
よく候補になる洗剤や洗浄液を、アイリスオーヤマとケルヒャーSE 3の公式案内をもとに整理しました。
<strong>「リンサークリーナーと併用できる」と「タンクに入れられる」は別の条件です。</strong> 同じブランドでも製品によって使い方が異なるため、購入した洗剤の表示も確認してください。
アイリスオーヤマの<a href="https://www.irisohyama.co.jp/support/faq/detail.php?ID=7060">公式FAQ「清水タンクに洗剤を入れても問題ないか」</a>では、清水タンクに使用するものを水道水またはアルカリイオン水と案内しています。それ以外のものを入れると故障の原因になるためです。
落ちにくい汚れに洗剤を使う場合は、布に洗浄剤を付けて汚れを浮かせ、本体から出す水で洗って吸引します。
RNSS-300Kは、繊維製家具の洗浄に使う中性の純正洗剤です。メーカーは頑固な油汚れや、食べ物・ペット由来の臭いへの使用を案内しています。
使い方は、汚れた部分に洗剤を直接垂らし、リンサークリーナーで吸い取る方法です。清水タンクには入れません。
公式の使用量の目安は、<strong>汚れ25cm²に対して約5回、約5mL</strong>。これは洗剤を布に使用する量であり、タンクに混ぜる量ではありません。
洗浄後は少量の水で複数回すすぎ、洗剤を回収します。一度に大量の水をかけると泡が発生することがあるため、少しずつすすぎます。メーカーは広範囲への使用も推奨していません。
使用前には、目立たない部分で色落ちを確認してください。水拭きできない布、本革、変色のおそれがあるデニム、ウールカーペットなどには使用できません。
具体的な使用量と対象素材は、<a href="https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=G103735">アイリスオーヤマ公式のRNSS-300K製品情報</a>で確認できます。
RNSE-460は、アルカリ電解水を使った純正洗浄液です。原液を洗浄箇所にスプレーしてから、リンサークリーナーを使います。基本的にはすすぎ不要とされていますが、気になる場合はすすぐこともできます。
油分を含む汚れへの洗浄にも利用されますが、RNSS-300Kのような中性洗剤ではなく、アルカリ性の洗浄液です。材質による使用条件の違いが大きいため、洗剤の強さだけで選ばないでください。
メーカーは、水拭きできないもの、革やデニムなど変色のおそれがあるもの、アルミニウム・銅・真鍮・ニス製品への使用を避けるよう案内しています。
<strong>RNSE-460はアルカリ電解水ですが、メーカーはリンサークリーナー本体へ入れないよう明記しています。</strong>「アルカリイオン水なら清水タンクに使える」というFAQだけを見て、RNSE-460もタンクに入れられると判断しないでください。
使用方法と対象素材は、<a href="https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=G100537&target=top">アイリスオーヤマ公式のRNSE-460製品情報</a>に記載されています。
アイリスオーヤマは、強アルカリイオン水(電解水)、重曹、クエン酸、次亜塩素酸水を、洗浄に使用できるものとして挙げています。一方で、清水タンクへ入れられる液体には別の制限があります。
したがって、粉末の重曹やクエン酸をタンクに入れる、自己流の濃度で混ぜて噴射する、といった使い方はしません。布への使用でも、生地がその洗浄液に対応していることが前提です。
これらを使う場合は、取扱説明書にある布へ付ける方法と洗浄剤側の使用条件を照合します。泡立ちが少ないという理由だけで、どの配合でも使えるわけではありません。
ケルヒャーのSE 3は、アイリスオーヤマとは洗剤の入れ方が異なります。
SE 3では、指定されたカーペットリンスクリーナー専用洗浄剤RM 519を水で薄め、清水タンクから洗浄水として吹き付けます。水だけでの清掃も可能です。
ケルヒャー公式の使用量の目安は、<strong>1.7Lの清水タンクに対してRM 519をキャップ1〜2杯</strong>。汚れの程度に応じて調整する案内です。
使用後は水だけで仕上げ洗浄をすると、洗剤の残留を減らせます。なお、メーカーは仕上げ洗浄なしでも使えると説明しています。
この分量は1.7Lタンクについての案内です。容量が違う機種では、同じキャップ数をそのまま当てはめず、説明書を確認してください。
ケルヒャーはRM 519の適合機種としてSE 2、SE 2 Spot Care、SE 3を案内しています。詳しくは<a href="https://www.kaercher.com/jp/home-garden/det/home-garden/813338/813339/62957710.html">ケルヒャー公式のRM 519使用方法</a>で確認できます。
家にある洗剤でも汚れ自体は落とせるかもしれません。しかし、布に使えるかどうかと、リンサークリーナーで吸い取ってよいかどうかは別です。
ウタマロクリーナーは中性の住宅用洗剤ですが、中性というだけでリンサークリーナーに適合するわけではありません。
アイリスオーヤマの取扱説明書では、台所用中性洗剤など発泡性の高い洗剤を適さないものとして挙げています。泡が本体内部へ入り込み、故障につながるおそれがあるためです。
タンクに薄めて入れる方法はもちろん、布に付けた洗剤をそのまま大量に吸引する使い方も避けてください。専用洗剤RNSS-300Kが中性でも使えるのは、泡立ちに配慮した専用設計だからです。
セスキ炭酸ソーダや酸素系漂白剤のオキシクリーンも、粉をタンクに溶かして使う方法を自己判断で選ぶべきではありません。
アイリスオーヤマが使用可能な洗浄液として挙げているのは、例えば重曹やクエン酸などであり、「粉末の掃除用品なら何でも使える」という案内ではありません。オキシクリーンには漂白作用があるため、色柄や素材への適合も別に確かめる必要があります。
専用洗剤が手元にないなら、まず水だけで落とせる汚れかを試し、それでも残る場合は機種に対応する洗剤を選びましょう。
使う機種が分かったら、次は汚れの状態と布の素材で選びます。
アイリスオーヤマは、付着して間もない飲みこぼしなどは、水だけでも洗浄できると案内しています。
例えば、ソファに飲み物をこぼした直後なら、乾いた布で余分な水分を吸い取り、リンサークリーナーで残りを回収する方法から試せます。
最初から強い洗剤を使う必要はありません。ただし、色の濃い飲料などは染みが残る場合もあります。
布に油の染みが付いて水だけでは落ちにくい場合、アイリスオーヤマの機種ならRNSS-300Kが候補になります。
中性で泡立ちを抑えた繊維製家具用の洗剤として案内されており、使用量も示されています。ソファの一部分に付いた食べこぼしのように、汚れた場所を絞って使う方法に向いています。
ただし、水拭きできる布で、製品の対象素材に合っていることが前提です。
皮脂などの油分を含む汚れには、アルカリ電解水のRNSE-460も候補になります。ただし、RNSE-460はアルカリ性が強く、変色する素材には使えません。
ソファの座面全体がくすんでいるような場合、汚れだけでなく経年変化や生地の色落ちが関係していることもあります。洗浄液を広範囲へ使う前に、目立たない場所で試し、変色や質感の変化がないかを見ます。
布の素材ごとの見分け方は、<a href="https://cleansmiles-minpaku.com/column_detail.php?id=2166">アルカリ電解水でソファを掃除するときの素材別の注意点</a>でも紹介しています。
古いシミは、付着した汚れが残っている場合もあれば、生地そのものが変色している場合もあります。水で薄くならない汚れに別の洗剤を何種類も重ねると、色落ちや輪ジミを招くことがあります。
汚れの種類が分からない場合や、高価な布製家具、水洗い不可の表示があるものは、自己判断で強い洗浄液を増やさず、家具のメーカーや専門のクリーニング業者へ確認します。
まず洗浄対象の表示を確認し、水を使える素材か調べます。次に目立たない場所で、変色や色移りがないか試してください。
アイリスオーヤマのRNSS-300Kを使うなら、汚れた部分へ所定量を垂らし、リンサークリーナーで吸引したあと、少量の水で複数回すすぎます。RNSE-460なら洗浄箇所へ直接スプレーし、メーカーが案内する方法で洗浄します。
ケルヒャーSE 3の場合は、RM 519を指定量だけ清水タンクに入れて使用します。
どちらも、広い範囲へ一度に大量の水をかけないことがポイントです。洗剤が残らないように必要なすすぎを行い、散水を止めて残った水分を吸引します。
清掃後は、布が乾くまで送風や除湿を行います。特にソファは表面だけ乾いても、クッション内部に湿り気が残る場合があります。濡らしすぎたときの対処は、<a href="https://cleansmiles-minpaku.com/column_detail.php?id=3608">リンサークリーナーでびしょびしょになったときの吸引と乾燥方法</a>で詳しく説明しています。
まだ運転していないなら、使用せずに電源を切り、取扱説明書に従って清水タンクの中身を取り除きます。取り外せるタンクは、説明書に沿って洗浄してください。
すでに運転した場合は、洗剤の種類、使用量、機種名を控え、メーカーへ相談します。泡が増える、水が出ない、吸引に異常がある場合は使用を続けないでください。
説明書で認められていない洗浄剤を、大量の水で無理に本体内部へ流そうとすることも避けます。
民泊では、汚れを落とせても次のゲストが使う時刻までに乾かなければ、ソファやカーペットを利用できません。
例えば、退室後にソファの一部分で食べこぼしを発見したなら、全面洗浄が必要か、汚れた部分だけの処置で済むかを先に判断します。範囲が広い場合は、空室時間を確保できる日に洗浄するなど、作業予定を分ける方法もあります。
清掃担当者から運営者へは、汚れの位置、洗浄した範囲、乾燥の状態を伝えられると、その後の客室管理がしやすくなります。
クリーンスマイルズでは、大阪市内の民泊清掃に対応し、清掃開始・完了のLINE連絡や清掃前後の写真報告を行っています。ただし、リンサークリーナーによる専門的な布製品洗浄を、通常清掃の標準作業として保証するものではありません。
民泊の清掃範囲や清掃体制については、<a href="https://cleansmiles-minpaku.com/contact.php">クリーンスマイルズの民泊清掃・見積もりについて相談する</a>からお問い合わせいただけます。
リンサークリーナー用の洗剤を選ぶ際は、機種ごとに「布へ直接付けるか、タンクに入れるか」を先に確認します。
アイリスオーヤマのRNSS-300KとRNSE-460は、布へ直接使う純正製品です。ケルヒャーSE 3では、指定されたRM 519を水で薄めて清水タンクに入れられます。
家にあるウタマロクリーナーや食器用洗剤を自己判断で代用するより、水だけで試せる汚れは水で洗い、落ちにくい汚れには機種と生地に合った洗剤を選んでください。