民泊のリネン費用を調べると、「シーツ1枚○円」「1名○円」「1セット○円」など、料金の出し方がばらばらです。
自分の物件でいくらかかるか知りたいなら、最初に見るのは単価ではありません。
を基本にすると、月額を出しやすくなります。
さらに、リネンを借りる料金なのか、自前のリネンを洗ってもらう料金なのか、ベッドメイクや回収まで含むのかによっても総額は変わります。
民泊では、泊数が同じでもリネン交換の回数が同じとは限りません。
たとえば月10泊でも、
では、ゲストの入れ替わり回数が違います。
住宅宿泊事業として運営する民泊では、シーツやカバーなど直接人に触れるものは、宿泊者が入れ替わるごとに洗濯済みのものへ交換する必要があります。<a href="https://www.mlit.go.jp/kankocho/minpaku/business/host/responsibility01.html">民泊制度ポータルサイトの衛生管理に関する案内</a>でも、この交換ルールが示されています。
そのため、月間のリネン費を予測するときは「月に何泊埋まるか」だけでなく、<strong>何回チェックアウトが発生するか</strong>を使います。
1回分が2,000円であれば、
です。
ここに配送料、回収料、最低利用料金、汚損・紛失時の費用などがあれば加えます。
同じ定員4名でも、必要になるリネンの枚数は寝具構成によって違います。
ダブルベッド2台ならベッドリネンは2台分ですが、シングルベッド4台なら4台分必要です。ソファベッドや布団を使用する場合は、その分も増えます。
タオルはベッド数ではなく、宿泊人数ごとに料金が発生するサービスもあります。
リネン費を出すなら、
が必要です。
「定員4名」だけでは、1回分のリネン費までは決まりません。
業者の料金表で最初に確認したいのは、その金額で何をしてもらえるのかです。
特に混同しやすいのが、
という2つです。
リネンサプライは、業者が用意したシーツやタオルを使用し、使用後に回収・洗濯して再び供給する仕組みです。
大阪の民泊清掃業者の料金例では、リネンサプライ基本料金220円に加えて、
という料金設定があります。金額は税込です。<a href="https://minpaku-agency.com/cleaning/plan/">リネンサプライ料金の公開例</a>では、ダブルベッド1台、布団1組、3名分のタオルなどを組み合わせた料金例も掲載されています。
ここで支払っているのは、自分が所有するシーツの洗濯代ではなく、リネンを利用するための料金です。
自分で購入したシーツやタオルを使い、洗濯だけ業者へ任せるサービスでは料金の意味が変わります。
大阪の別の民泊清掃サービスでは、リネンの洗濯・乾燥費として、
という料金を公開しています。こちらは税別です。<a href="https://minpaku-daiko.jp/">リネン洗濯・乾燥費の公開例</a>で確認できます。
この方式では、シーツやタオルの購入費、買い替え費、予備在庫はオーナー側に残ります。
同じ「シーツ300円」「シーツ600円前後」に見えても、<strong>リネンを借りる料金と、自分のリネンを洗う料金をそのまま比較することはできません。</strong>
業者を比べるときは、単価表を一つずつ比べるより、自分の物件で1回清掃した場合の金額まで出した方が判断しやすくなります。
たとえば、
という条件なら、各社へ同じ条件を渡します。
確認する費用は、
です。
A社はリネン料金が安くても配送費が別、B社は単価が少し高くても回収や配送込み、ということがあります。
<strong>比較する金額を「1枚いくら」から「チェックアウト1回あたり総額」へ揃える</strong>と、条件の違う見積もりを比べやすくなります。
民泊清掃では、清掃料金とリネン料金が完全に別とは限りません。
ベッドメイクが基本清掃に含まれる会社もあれば、寝具数によって追加料金になる会社もあります。リネン交換は行っても、洗濯やリネン供給は別という場合もあります。
見積書の「清掃一式」だけでは判断しにくいときは、
のどこまで入っているか確認します。
全部が別料金である必要はありません。セット料金なら、セットに含まれている作業が分かれば十分です。
リネン費用が月によって大きく変わる物件では、予約の入り方が影響しています。
1回分のリネン費が同じなら、短期滞在が多いほど月の交換回数は増えます。
月30泊でも、
という違いが出ます。
過去の予約データがあるなら、「稼働率」だけではなく、1か月のチェックアウト件数を数える方がそのままリネン費の計算に使えます。
これから開業する場合は、想定する平均宿泊日数から月の入れ替わり回数を置き、
で予算を作ります。
リネンサプライでは、落とせない汚れや紛失が発生した場合に実費請求となるサービスがあります。
実際に大阪のリネンサプライ料金を公開している業者でも、紛失や過度な汚れについて実費を請求する場合があると記載されています。
通常の月額とは別に、
が起きた場合の扱いを確認しておくと、想定外の請求を把握しやすくなります。
自前リネンなら、業者へ支払うレンタル料金はかかりません。
ただし、
は自分で持つことになります。
外注なら、これらの一部を料金として支払う代わりに、物件内で洗濯・乾燥する作業を減らせます。
どちらが安いかは、物件数だけでは決まりません。
同日チェックインが多く、清掃中に洗濯から乾燥まで終わらない物件では、予備リネンを多めに持つか、外部で回収・洗濯する仕組みが必要になります。
反対に、物件内で洗濯と乾燥ができ、交換用リネンを保管できるなら、自前運用で外注費を抑えられる場合があります。
洗濯・交換・保管をどう回すかについては、<a href="https://cleansmiles-minpaku.com/column_detail.php?id=672">民泊リネンの洗濯・交換・保管方法</a>で詳しく紹介しています。
この記事で費用を比べるときは、自前か外注かを先に決めるより、<strong>1か月で実際に発生する支払いと、自分で持つ作業・在庫を分ける</strong>方が判断しやすくなります。
クリーンスマイルズでは、民泊清掃の中でベッドメイクやリネン類の交換、使用済みリネンの回収・設置に対応しています。リネンの供給についても相談可能です。<a href="https://cleansmiles-minpaku.com/service.php">民泊清掃のサービス内容</a>で対応範囲を確認できます。
清掃基本料金は、現在、
など、物件の広さごとに公開しています。バス・トイレ・キッチン・洗面所・ベッドが複数ある場合は別途見積もりです。<a href="https://cleansmiles-minpaku.com/price.php">クリーンスマイルズの民泊清掃料金表</a>で最新料金を確認できます。
リネン供給については一律の公開料金を設定していないため、見積もり時には、
を伝えてください。
この条件が揃えば、清掃料金だけを見るのではなく、リネンを含めてチェックアウト1回にいくらかかるのかを確認できます。
民泊のリネン費用は、シーツ1枚の価格だけでは決まりません。<strong>「1回の入れ替えにいくらかかるか」と「それが月に何回あるか」</strong>まで出せば、自分の物件で必要になるリネン費用を具体的に見積もれます。