民泊では、チェックアウトから次のチェックインまでの時間が限られていることがあります。
特に連休や観光シーズンなど予約が続く時期は、
「前の宿泊者がチェックアウトしたばかりなのに、数時間後には次の宿泊者が来る」
というケースも珍しくありません。
時間がないからといって清掃を雑にすることはできませんが、すべての場所を毎回同じ時間をかけて掃除するのも現実的ではありません。
限られた時間で清潔な客室を整えるためには、宿泊者が特に気づきやすい場所から優先して清掃することが大切です。
今回は、チェックアウトから次の宿泊まで時間がないときに、民泊清掃で優先したい場所を紹介します。
短時間清掃でも最優先したいのが、ベッドと寝具です。
宿泊者が部屋に入ったとき、大きく目に入りやすい場所でもあり、実際に長時間過ごす場所でもあります。
まずは、
・使用済みのシーツや枕カバーを外す
・新しいリネンに交換する
・髪の毛やゴミが残っていないか確認する
・ベッドの周辺を整える
といった作業を優先しましょう。
ベッドメイクが乱れていたり、シーツに髪の毛や汚れが残っていたりすると、それだけで清掃が行き届いていない印象を与えてしまいます。
また、複数のベッドがある物件では、すべての寝具が正しく交換されているか確認することも大切です。
短時間だからこそ、最初にリネン交換を始め、ほかの作業と並行して効率よく進めるとスムーズです。
次に優先したいのがトイレです。
トイレは宿泊者が必ず利用する場所であり、少しの汚れでも気づかれやすい場所です。
便器だけではなく、
・便座
・便座の裏
・床
・便器の周辺
・手洗い部分
・ドアノブ
なども確認しましょう。
特に髪の毛や水滴、トイレットペーパーの切れ端などは目につきやすいため注意が必要です。
また、清掃だけでなく、
・トイレットペーパー
・予備のペーパー
・手洗い用の備品
が十分に補充されているかも確認しておきます。
次の宿泊者がチェックインしてすぐに利用する可能性が高い場所だからこそ、短時間清掃でも優先度は高くなります。
浴室や洗面所も清潔感が強く求められる場所です。
水回りは髪の毛や水滴、石けんカスなどが目立ちやすく、清掃不足が分かりやすい場所でもあります。
時間が限られている場合でも、
・浴槽
・シャワー周辺
・排水口付近
・洗面ボウル
・鏡
・蛇口
・床に落ちている髪の毛
などは優先して確認しましょう。
特に鏡や蛇口に水滴が大量に残っていると、実際には清掃していても「使ったまま」に見えることがあります。
また、タオルやアメニティの補充忘れにも注意が必要です。
清掃が終わったあとに、次の宿泊者がそのまま使用できる状態になっているかを目で確認しておきましょう。
客室全体の印象を整えるためには、床の清掃も欠かせません。
特に、
・髪の毛
・ホコリ
・食べかす
・ティッシュ
・砂や泥
などは、少量でも意外と目立ちます。
チェックアウト後は、まず大きなゴミを回収し、そのあとに掃除機やフロアワイパーなどを使って床を整えると効率的です。
すべての家具を動かして細かな場所まで毎回清掃する必要はありませんが、宿泊者が歩く場所やベッド周辺、テーブル周辺などはしっかり確認しておきましょう。
特に玄関から客室までの動線は、次の宿泊者が入室してすぐ目にする場所です。
短時間清掃では、「最初に目につく床」を優先してきれいにすることがポイントです。
キッチン付きの民泊では、キッチンやテーブル周辺も優先度が高い場所です。
前の宿泊者が料理をしている場合、
・食べかす
・油汚れ
・調味料の汚れ
・食器
・飲み物の跡
などが残っていることがあります。
特にテーブルは次の宿泊者がすぐ使う可能性が高いため、目立つ汚れがない状態にしておきましょう。
キッチンでは、
・シンク
・調理台
・コンロ周辺
・電子レンジ
・冷蔵庫の中
などを確認します。
時間がない場合でも、前の宿泊者の食品や飲み物が冷蔵庫に残っていないかは必ず確認しておきたいポイントです。
また、洗い終わった食器が濡れたまま置かれていないかも確認すると、より清潔な印象になります。
短時間清掃では、つい室内ばかりを優先しがちですが、玄関も重要です。
玄関は次の宿泊者が最初に見る場所です。
床に砂やゴミが落ちていたり、靴箱が乱れていたりすると、客室に入る前から清掃不足を感じさせてしまうことがあります。
短時間でも、
・玄関床のゴミや砂
・スリッパの向き
・靴箱周辺
・玄関マット
・ドアノブ
などを確認しておきましょう。
特に雨の日は、水滴や泥が残っていないかも確認が必要です。
数分の確認でも第一印象が大きく変わるため、最後の仕上げとして忘れずにチェックしたい場所です。
清掃の最後に必ず確認したいのが、ゴミ箱と忘れ物です。
客室がきれいでも、ゴミ箱の中身が残っていれば台無しです。
すべてのゴミ箱を確認し、
・ゴミを回収する
・新しいゴミ袋に交換する
・ゴミ箱周辺を拭く
ところまで行いましょう。
また、
・ベッド周辺
・コンセント付近
・洗面所
・冷蔵庫
・クローゼット
・玄関
などには忘れ物が残っていないか確認します。
スマートフォンの充電器や化粧品、小物などは忘れられやすいため注意が必要です。
次の宿泊者が来てから前の宿泊者の忘れ物が見つかると、対応にも時間がかかってしまいます。
忙しいときほど、最後の確認をルール化しておくことが大切です。
チェックアウトから次の宿泊まで時間がないときは、すべての作業を完璧に行おうとすると、かえって時間が足りなくなってしまうことがあります。
そのため、まずは、
・寝具
・トイレ
・浴室、洗面所
・床
・キッチン
・玄関
・ゴミ箱
など、宿泊者が必ず使う場所や、清掃状態が分かりやすい場所を優先しましょう。
一方で、
・家具の裏
・棚の上
・エアコン内部
・細かなすき間
・窓のサッシ
などは、毎回の清掃とは別に、定期清掃としてまとめて対応する方法もあります。
日常清掃と定期清掃を分けることで、チェックインまでの限られた時間でも客室の清潔感を保ちやすくなります。
短時間で清掃を終えるためには、どこを掃除するかだけでなく、作業する順番も重要です。
たとえば、
1.窓を開けて換気する
2.使用済みリネンとゴミを回収する
3.浴室やトイレに洗剤を使用する
4.ベッドメイクを進める
5.水回りを清掃する
6.キッチンやテーブルを整える
7.床を清掃する
8.備品を補充する
9.忘れ物と室内全体を最終確認する
というように流れを決めておけば、同じ場所を何度も行き来する必要がありません。
スタッフによって作業する順番が大きく違う場合は、清掃チェックリストを作成し、手順を統一するのも効果的です。
時間に余裕がないときほど、「何からやるかをその場で考えない」ことが効率化につながります。
連休や観光シーズンなどは、チェックアウトとチェックインが連続しやすくなります。
普段は余裕を持って清掃できていても、予約が重なることで一気に時間が足りなくなることがあります。
そのため繁忙期前には、
・清掃に必要な時間
・スタッフの人数
・リネンの在庫
・アメニティの在庫
・ゴミの回収方法
・定期清掃のタイミング
なども確認しておくと安心です。
特に複数の民泊物件を管理している場合、同じ時間帯にチェックアウトが重なると、自社だけでは対応が難しくなることもあります。
清掃時間を十分に確保できない場合は、民泊清掃代行を活用する方法もあります。
短時間で清掃を終わらせることだけを目的にするのではなく、次の宿泊者が気持ちよく過ごせる状態を維持することが大切です。
清掃する場所の優先順位と作業手順をあらかじめ決めておき、忙しい日でも安定した清掃品質を保てる体制を整えておきましょう。
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