ペット可の民泊では、床や水回りをいつも通り掃除するだけでは、次のゲストを迎える準備として十分とはいえないことがあります。
特に残りやすいのが、犬や猫の毛、布製品についた臭い、足跡、食べこぼし、トイレ以外での粗相です。
見た目はきれいでも、ソファの隙間から毛が出てきたり、玄関を開けた瞬間にペット特有の臭いを感じたりすると、清掃が行き届いていない印象につながります。
また、ペット可民泊を利用するゲスト全員がペット連れとは限りません。
ペットを飼っていない人が宿泊することも考えると、「ペット可だから多少の毛や臭いは仕方ない」という基準ではなく、通常の民泊と同じように清潔な状態まで整えることが大切です。
ペット可民泊では、通常清掃に加えて「毛」「臭い」「粗相」「布製品」「ペット用品」の5つを重点的に確認しましょう。
ペット可民泊で特に注意したい清掃ポイント
ペット可民泊では、目につきやすい床だけをきれいにしても、毛や臭いが残ってしまうことがあります。
犬や猫の毛は軽いため、人の移動や空調によって家具の下や部屋の隅へ入り込みやすいのが特徴です。
まずは、通常の清掃では見落としやすい場所から確認していきましょう。
ペットの毛は家具の下や部屋の隅に残りやすい
フローリングを掃除機がけすると、一見きれいになったように見えます。
しかし、ペットの毛はベッドの下、ソファの裏、テレビ台の下、家具と壁の間などに集まっていることがあります。
特に確認したいのは次のような場所です。
・ベッドの下
・ソファの下
・家具と壁の隙間
・部屋の四隅
・巾木付近
・テレビ台の裏側
・カーテンの裾
・ラグの端
清掃後に室内を歩いたとき、残っていた毛が空気の流れで再び床へ出てくることもあります。
床の中央だけではなく、家具周辺まで掃除機をかけて確認しましょう。
玄関には毛だけでなく砂や泥も残りやすい
犬を連れて宿泊した場合、散歩から戻った際に足についた砂や土が室内へ持ち込まれることがあります。
そのため、ペット可民泊では玄関周辺も重点的に確認したい場所です。
玄関マットの毛、たたき部分の砂、靴を置くスペース、玄関から客室までの床を確認します。
雨の日には濡れた足による汚れが残ることもあるため、天候によって汚れ方が変わる点も覚えておきましょう。
ソファ・クッション・ラグは表面だけでは毛を取りきれない
ペット可民泊で清掃に時間がかかりやすいのが布製品です。
ソファやクッション、ラグは繊維の間に毛が入り込みやすく、掃除機を一度かけただけでは取りきれない場合があります。
特にソファは、座面だけではなく、背もたれとの隙間、クッションの裏側、肘掛け周辺まで確認します。
取り外せるクッションであれば、一度外してから掃除機をかけると毛を見つけやすくなります。
粘着クリーナーなどを使う場合も、一方向だけではなく向きを変えながら確認すると取り残しを減らせます。
ソファに毛だけでなくペット特有の臭いまで残っている場合は、
布ソファの臭い取りとペット臭への対処方法もあわせて確認してみてください。
ペット禁止のベッドでも寝具は確認する
「ペットをベッドに乗せない」というルールを設定している民泊でも、寝具の確認は必要です。
すべてのゲストが必ずルール通りに利用するとは限らないためです。
シーツ、掛け布団カバー、枕カバーを交換するときは、毛が付着していないか確認しましょう。
ベッドの表面だけではなく、マットレスの側面やベッドフレームの隙間にも毛が入り込むことがあります。
リネンに大量の毛が付着している場合は、そのままほかのリネンと一緒に洗濯すると毛が移ることもあります。
洗濯前にできるだけ毛を取り除いておくと、その後の作業もしやすくなります。
ペット臭が残ったときに確認したい場所
ペット可民泊では、見た目には汚れていなくても臭いが残ることがあります。
特に注意したいのが、床だけ清掃して「臭いも取れた」と判断してしまうケースです。
ペットの臭いは布製品や家具にも残るため、臭いの発生場所を探すことが重要です。
芳香剤で隠す前に臭いの発生源を確認する
チェックアウト後に部屋へ入ったとき、「何となくペットの臭いがする」と感じることがあります。
このとき、強い芳香剤や消臭剤を大量に使用して臭いを隠す方法はおすすめできません。
ペット臭と香料が混ざり、別の不快な臭いになることがあるためです。
まず窓を開けられる物件であれば換気を行い、そのうえで臭いがどこから出ているのか確認します。
床なのか、ソファなのか、ラグなのか、カーテンなのか、寝具なのかを一つずつ確認しましょう。
臭いが残りやすいのはソファやカーテンなどの布製品
ペットの臭いは、ソファ、ラグ、クッション、カーテンなどにも残ります。
「部屋全体が臭う」と感じても、実際には一つのクッションやラグが臭いの発生源になっている場合があります。
床を清掃しても臭いが消えない場合は、布製品を順番に確認します。
洗濯できるものは洗い、洗えないソファやカーペットについては素材に合った方法で清掃しましょう。
素材を確認せずに水や強い洗剤を大量に使用すると、色落ちや変色、素材の傷みにつながることがあります。
清掃後は玄関を開けた瞬間の臭いを確認する
臭いは写真では確認できません。
清掃完了後の写真では部屋がきれいに見えていても、実際に入室するとペット臭が残っていることがあります。
長時間同じ部屋で清掃していると、その場所の臭いに慣れてしまい、自分では気づきにくくなることもあります。
可能であれば換気後に少し時間を置き、一度室外へ出てから再度入室して確認してみましょう。
特に確認したいのが玄関を開けた瞬間です。
次のゲストも最初に同じ場所から入室するため、ここで強い臭いを感じないか確認しておくことが大切です。
ペットの粗相があった場合の清掃ポイント
ペット可民泊では、トイレ以外の場所で尿や排泄をしてしまうケースも想定しておく必要があります。
特にカーペットやラグ、ソファなどに粗相があると、表面を拭いただけでは臭いが残ることがあります。
尿が残っている場合はこすらず吸い取る
尿がまだ濡れている状態で見つかった場合は、最初から強くこすらないようにしましょう。
こすると汚れが広がったり、繊維の奥へ入り込んだりすることがあります。
まずタオルやペーパーなどを使い、押さえるように水分を吸い取ります。
その後、カーペットやソファなど、それぞれの素材に対応した清掃方法で処理します。
時間が経って乾いている場合は、表面だけきれいに見えても内部に臭いが残っていることがあります。
粗相した場所が分からない場合は壁際や家具周辺も確認する
臭いはするものの、どこで粗相したのか見つからないケースもあります。
この場合、床の中央だけを探しても見つからないことがあります。
・ソファの横
・ベッドの脇
・カーテン付近
・家具の陰
・壁際
・家具の脚周辺
こうした場所を順番に確認しましょう。
犬の場合は、壁や家具の脚付近などに少量の尿が付着していることもあります。
臭いだけを消そうとするのではなく、まず汚れの発生場所を見つけることが重要です。
何度清掃しても臭いが戻る場合は、カーペットの下や床材の内部まで染み込んでいる可能性もあります。
尿汚れは何でも高温で洗えばいいわけではない
カーペットや布製品の汚れを見ると、スチームクリーナーなどを使って高温で一気に洗浄したくなることがあります。
しかし、汚れの種類によっては熱を加えることで臭いや汚れが落としにくくなる場合があります。
まず汚れの種類と素材を確認し、それに合った方法で処理しましょう。
カーペット、ソファ、フローリングでは使用できる洗剤や水分量も異なります。
洗剤を使用する場合は、目立たない場所で変色しないか確認してから使うと安心です。
カーペット自体を洗う場合は、素材によって水洗いできないものもあります。判断に迷った場合は、
カーペットを洗う前に確認したい洗濯方法と注意点も参考にしてください。
ペット用品も通常の客室備品と同じように清掃する
ペット可民泊では、水飲み用のボウルやフードボウル、ペット用ベッド、マットなどを置いている物件もあります。
このような用品も、次のゲストが使用する可能性がある以上、毎回確認する必要があります。
食器・マット・ペット用ベッドもチェックする
フードボウルや水飲み用ボウルは、食べ物の油分や水垢、毛が残っていないか確認します。
ペット用マットやベッドには毛や臭いが残りやすいため、汚れている場合は洗濯や清掃が必要です。
ペット用タオルを用意している場合は、人が使用するタオルと混ざらないように分けて管理すると清掃スタッフも判断しやすくなります。
備品を増やすほど清掃対象も増えるため、物件側で用意するものとゲスト自身に持参してもらうものを決めておくのも一つの方法です。
ペット可民泊では清掃だけでなく利用ルールも決めておく
ペットによる汚れを毎回清掃するだけではなく、できるだけ汚れを増やさない運用も重要です。
予約時やチェックイン前に、ペットに関する利用ルールを分かりやすく伝えておきましょう。
ベッドやソファを利用できるか明確にする
特に決めておきたいのは、ペットが入ってよい場所です。
例えば次のような内容があります。
・ペットが入ってよい部屋
・ベッドに乗せてもよいか
・ソファに乗せてもよいか
・排泄物をどのように処理するか
・散歩後の足をどこで拭くか
・ペット用品をどこで使用するか
ペット用の足拭きタオルや排泄物用の袋などを分かりやすい場所に用意しておく方法もあります。
ただし、細かいルールを大量に並べると読まれなくなる可能性があります。
物件で特に守ってほしい内容を絞って案内しましょう。
清掃スタッフにもペットの利用ルールを共有する
ゲストだけでなく、清掃スタッフにも利用ルールを共有しておくことが大切です。
例えば、「寝室へのペットの立ち入りは禁止」と決めている物件で、ベッド周辺から大量の毛が見つかった場合は、通常とは異なる利用があったことに気づけます。
清掃時に異常を発見した場合、写真を残してオーナーへ報告できるようにしておくと状況を確認しやすくなります。
クリーンスマイルズでは、通常の客室清掃だけでなく、清掃開始・完了時の報告、忘れ物や破損の確認、消耗品の補充などにも対応しています。
対応している作業を確認したい場合は、
クリーンスマイルズの民泊清掃代行サービスをご確認ください。
ペット可物件とペット不可物件で同じ清掃チェックリストを使っていると、ペット特有の汚れを見落としやすくなります。
ペット可民泊では、専用の確認項目を追加しておくのがおすすめです。
「床清掃」だけで終わらせず確認場所まで決める
例えば「床清掃」という項目だけでは、掃除機をかければ完了と判断される可能性があります。
ペット可物件では、次のように具体的にしておくと確認しやすくなります。
・ベッド下に毛が残っていないか
・ソファ下に毛が残っていないか
・巾木付近に毛が集まっていないか
・ソファの隙間に毛がないか
・カーテンの裾に毛が付着していないか
・ラグに臭いが残っていないか
・寝具に毛が付着していないか
・粗相の跡がないか
・ペット用品が汚れていないか
物件ごとに毛が残りやすい場所を把握できれば、その場所を重点確認箇所として追加しておくと効率的です。
写真報告だけでなく臭いの確認項目も入れる
清掃後の写真報告は、部屋の状態を確認するうえで便利です。
ただし、写真では臭いまでは確認できません。
そのためペット可民泊では、「清掃後に臭いが残っていないか」という項目も清掃チェックに入れておくとよいでしょう。
玄関、ソファ周辺、寝室、ラグ周辺など、臭いが残りやすい場所を決めて確認します。
通常清掃だけでは対応が難しいケースもある
ペット可民泊では、すべての汚れが通常のチェックアウト清掃で対応できるとは限りません。
汚れ方によっては、通常清掃とは別の洗浄や修理が必要になることがあります。
広範囲の尿汚れや強い臭いは追加対応が必要になることがある
例えば次のようなケースです。
・広範囲に尿が染み込んでいる
・大量の排泄物が残されている
・ソファの内部まで汚れている
・マットレス内部まで汚れている
・何度清掃しても強い臭いが残る
・カーペットの下まで汚れている
こうした状態では、通常のチェックアウト清掃だけでは時間内に仕上げることが難しい場合があります。
早い段階で通常清掃の範囲なのか、追加の洗浄が必要なのかを判断することが大切です。
清掃料金について先に確認したい場合は、
クリーンスマイルズの民泊清掃料金表をご覧ください。
物件の状態によって必要な作業が異なるため、通常清掃で対応できるか判断しにくい場合は事前に相談しておくと安心です。
噛み跡や引っかき傷は清掃では直せない
ペットによるトラブルは汚れだけではありません。
家具やドアへの噛み跡、床やソファへの引っかき傷などが見つかることもあります。
このような損傷は清掃では元に戻せないため、修理や交換が必要になります。
通常とは異なる汚れや破損を見つけた場合は、清掃を進める前に状態が分かる写真を残しておくと確認しやすくなります。
清掃で対応できる汚れなのか、専門的な洗浄が必要なのか、修理・交換が必要なのかを分けて考えましょう。
ペット可民泊では清掃時間にも余裕を持たせる
ペット可民泊では、通常物件より清掃に時間がかかることがあります。
特に抜け毛が多い犬や猫が宿泊した後は、一度掃除機をかけただけでは毛を取りきれない場合があります。
ソファやカーペットまで確認すると、通常より作業時間が必要になることもあります。
次のチェックインまでの時間を短くしすぎない
チェックアウトから次のチェックインまでの時間が短すぎると、毛や臭いを十分に確認できないまま清掃を終了することになりかねません。
予約が連続する物件では、「通常清掃に必要な時間」だけではなく、「ペット利用後でも問題なく仕上げられる時間」を基準に考えることが大切です。
汚れが多かった場合に追加作業できる時間もある程度考えておくと安心です。
民泊清掃を外注した場合の作業の流れを確認したい方は、
お問い合わせから現地調査・清掃開始までの流れをご確認ください。
日常清掃で取りきれない汚れは定期的にリセットする
毎回のチェックアウト清掃では問題なく見えても、ソファやカーペットなどには少しずつ毛や汚れが蓄積します。
通常清掃とは別に、定期的な重点清掃を取り入れる方法もあります。
特に利用頻度が高いペット可民泊では、ソファ、ラグ、カーペット、カーテンなどを定期的に確認しましょう。
まとめ|ペット可民泊は毛・臭い・粗相まで確認しよう
ペット可民泊では、床を掃除し、水回りを磨き、ベッドメイクをする通常の清掃だけでは不十分になることがあります。
特に確認したいのは、家具の下に残った毛、ソファやカーテンに付着した毛や臭い、カーペットへの粗相などです。
「毛」「臭い」「粗相」「布製品」「ペット用品」の5項目を分けて確認すると、ペット特有の汚れを見落としにくくなります。
また、ペット可民泊を利用するゲスト全員がペットを連れているとは限りません。
ペットを連れていないゲストでも快適に宿泊できるよう、毛や臭いが残った状態を当たり前にしないことが大切です。
物件ごとにペット専用の清掃チェック項目を作り、通常清掃では対応できない汚れや破損を発見した場合の報告方法も決めておくと、清掃品質を安定させやすくなります。
予約件数や管理する物件が増え、チェックアウトから次のチェックインまでに十分な清掃時間を確保できない場合は、民泊清掃代行を利用する方法もあります。
クリーンスマイルズでは、大阪市内の民泊清掃に対応しています。
物件の広さや清掃内容、ペット利用後の清掃について相談したい場合は、現地調査・無料見積もりについてクリーンスマイルズへ相談するからお問い合わせください。
是非、参考にしてみてください!