冬の民泊運営、寒さ対策や暖房の準備に気を取られていませんか？
実はこの時期、「消耗品の補充忘れ」がトラブルやクレームにつながりやすいということをご存じでしょうか。

「ティッシュが足りない」「カイロが欲しかった」「加湿器にフィルターがついていなかった」…など、冬ならではの不満は“地味”ですが、ゲストの快適度を大きく左右します。

今回は、民泊オーナーの皆さま向けに、「冬にこそ忘れず補充しておきたい消耗品リスト」をまとめました。
清掃やチェック時に活用できるチェックリスト付きですので、ぜひご活用ください。

なぜ「冬」は消耗品トラブルが起きやすいのか？

・ 外が寒く、備品を使う量が増える（ブランケット、ティッシュ、カイロなど）
・乾燥しやすく、加湿アイテムや保湿用品の需要が高まる
・窓を開けないぶん、空気清浄・消臭の重要性が増す
・ 買い物に出づらく、備品の不備に敏感になりやすい

つまり、「冬は備品の“質”と“量”」がゲスト満足度に直結する時期です。

✓ 冬の民泊用「消耗品」チェックリスト

1. 加湿関連アイテム
・加湿器のフィルター（交換済み／予備あり）
・加湿器用の清掃ブラシ・除菌剤
・給水用のピッチャーやジョウロ
・使い捨て加湿器（小型のパック型）
※加湿器は「清掃されていない」「カビ臭い」というクレームが特に多いアイテムです。

2. 保温・防寒グッズ（消耗扱いのもの）
・使い捨てカイロ（貼るタイプ・貼らないタイプ両方あると◎）
・もこもこスリッパ（衛生面で使い捨てにしている場合）
・膝掛けや毛布用の収納袋・カバー
・湯たんぽ用の使い捨て袋やケース
※「カイロがあるだけで嬉しかった」といったレビューも多く、リピーター獲得にもつながります。

3. ティッシュ・ペーパー類
・ティッシュペーパー（1滞在1箱が目安）
・トイレットペーパー（長期滞在者は消費多め）
・キッチンペーパー
・ウェットティッシュ（アルコール入り／なし）
※寒いと鼻をかむ頻度も増えるため、ティッシュの減りが早くなります。

4. 入浴・洗面所関連の消耗品
・入浴剤・バスソルト（香り付きのものが人気）
・ボディクリーム／ハンドクリーム（ミニサイズでOK）
・歯ブラシ／カミソリ（乾燥対策として個包装が望ましい）
・フェイスマスク（保湿タイプ）
※冬は「バスタイム」が癒しの時間。小さな工夫で満足度が大きく上がります。

5. ゴミ袋・衛生用品
・ごみ袋のストック（大・中・小サイズ）
・アルコールスプレー
・消臭剤（冬場は空気がこもりやすいため重要）
・予備の使い捨て手袋（ゲスト用・清掃用）
※ごみ収集日が変則的になる年末年始は、ゴミ対策の備えが特に大切です。

6. 食事関連のプチアイテム
・インスタントのスープ・紅茶・ココア
・割り箸・紙コップの予備
・紙ナプキン／ランチョンペーパー
・卓上加湿器（飲食時の乾燥対策）
※「ちょっと温かいものを…」というゲストの心理に応える心遣いが◎

チェックシート例（参考イメージ）

アイテム名：在庫確認：補充済み：備考
加湿器フィルター：□：□：〇月交換済み
カイロ（貼る／貼らない）：□：□：合計10個常備
ティッシュペーパー：□：□：1部屋1箱以上
入浴剤： □：□：ラベンダー／ゆずの香り
ウェットティッシュ：□：□：アルコールタイプ
バスクリーム／保湿用品 ：□：□：ミニサイズ設置
紅茶・ココアスティック ：□：□：補充週1回
消臭スプレー ：□：□：トイレ・玄関に1本ずつ

トラブルを未然に防ぐ「補充ルールのコツ」

・清掃スタッフとの共有用に「冬季専用補充リスト」を作成
・在庫は最低でも3回分以上を目安に管理
・使い切りそうなアイテムは「補充予定日」を記録

まとめ：冬の消耗品は“細やかさ”が評価につながる

冬の民泊では、寒さや乾燥、室内滞在時間の長さなどが影響し、「備品の質と数」がいつも以上に注目されます。
大きな投資をしなくても、“あったら嬉しい”アイテムを揃えるだけで、ゲストの印象は大きく変わります。

「細やかな気遣いがあった」「寒さ対策がしっかりしていて快適だった」
そんな声がレビューに残れば、予約数やリピーター率にも好影響を与えてくれます。

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